クリニック内風景
大型リハビリテーションプールをクリニック内に設置

クリニック内には、リハビリテーション用の大型プールを備えており、ウォーターセラピーを取り入れたリハビリの提供が可能です。水中を泳ぐ時は、浮力や抵抗力を利用して無理なく足をしっかり動かせるので、ワンちゃんの体にかかる負担が少なく、筋力の回復や関節の動きを改善する効果が期待できます。
リハビリの施術はご希望に応じて、飼い主様がプールに入ったり、プールサイドで見守ったりなど、一緒にご参加いただけます。手術後の早期回復をめざし、飼い主様とワンちゃんが一緒に楽しんでいただけるリハビリの提供に努めておりますので、ぜひご相談ください。
千葉県トップクラスの広さと充実した設備を兼ね揃えた手術室

陽圧手術室は、気圧が高い室内になっており、外気が入り込みにくいため、塵埃や細菌などの流入を防ぎ手術室を清浄な空気で満たすことができます。また、十分なスペースを確保することで、獣医師やスタッフの動きを妨げる心配がなく、よりスピーディーかつ安全な手術の提供を実現しております。
整形外科を中心に幅広い症例に対応し、飼い主様のご要望やペットたちの現状に合わせた、適切かつ専門的な治療の提供を徹底しております。より高度な治療を要する時は、専門性の高い最新の設備を備えている大学病院のご紹介も可能ですので、どうぞご安心ください。
大型犬用の入院室

手術や検査などでの入院に備え、専用の入院室をご用意しています。犬用と猫用のエリアを分けることで、異なる種類の動物が共存する際のストレスを軽減しています。
さらに、当クリニックの入院施設の大きな特長は、広々とした大型犬用の専用入院室を提供している点です。これにより、大型犬のペットもゆったりと快適な環境で過ごすことができます。動物たちの安心と安全を最優先に考えた環境づくりに努めていますので、どうぞご安心ください。
設備紹介
麻酔ワークステーション(Dräger社)

医療および安全技術の分野において世界をリードする企業であるドレーゲルが提供する「ファビウスプラスXL」を導入しております。
ファビウスプラスXLは、高品質な治療と洗練されたモニタリング機能を提供するために設計されました。コンパクトながら多機能なパッケージで、ドイツの高度な工業技術を結集しています。拡張可能なオプションも幅広く取り揃え、長期間の利用を見据えた柔軟性を保ちながら、最新の高品質機能を手術に活用できます。
切開電気手術器(erbe社)

高周波手術装置として、電気メスとシールディングが統合された複合機をご利用中です。手術時の出血を最小限に抑えるために電気メスが使用されます。
この装置は、モノポーラとバイポーラに加えて、バイクランプ(BiClamp)を備えており、血管を確実に凝固させることで、肝臓や脾臓などの手術を安全に実施できます。また、内視鏡を用いてポリープを切除するポリペクトミーも行うことが可能です。
胃腸内視鏡(Olympus社)

オリンパスのEVIS LUCERA 260は、ハイビジョン対応で、鮮明な拡大画像を提供し、微細な表面構造を詳細に確認できる優れた性能を持っています。
内視鏡は、検査だけでなく治療にも利用されます。食道に詰まった物や、誤って飲み込んだ異物(おもちゃ、種、プラスチック、金属など)を、内視鏡を使用して取り出すことが可能です。これは開腹手術よりも負担が少なく、日帰りで治療ができる方法です。
超音波凝固切開装置(Olympus社)

超音波凝固切開装置は超音波を利用して、血管などの組織を切断し、同時に凝固させる手術用装置です。出血のリスクが高い部位での剥離や離断などをより安全に行うことが可能です。
この装置は、主に避妊手術や去勢手術、腫瘍摘出などの際に血管を凝固させながら切開するために使用されます。その効果的な血管凝固技術により、手術の安全性と成功率が向上します。
整形外科用パワーツール(Striker社)

当クリニックではStriker社とコリブリー社のパワーツールを活用しており、症状に合わせて使い分けています。高い機能性とより専門性を高めたハンドピースにより、骨切削術を幅広い領域で実施できます。多様な症例に対応するため、さまざまな種類のハンドピースをご用意しています。
ドリル部分は簡単に取り換え可能であり、用途に合わせて様々なピースを取り付け可能です。幅広い手術ニーズに柔軟に対応し、確かな結果を追求しています。
整形外科用パワーツール(Colibri社)

ジョンソンエンドジョンソン シンセスのClibri社が提供するパワーツールです。
Striker社のパワーツール同様、先端部分はドリルなど様々なピースの取り換えが可能です。Striker社とColibri社のパワーツールを保有しているので、用途に分けて使い分けることで、より柔軟に対応することが可能です。
LCP-ロッキング プレート システム(SYNTHES社)

LCPは骨折の治療に使用し、プレートにスクリューをロッキングさせて固定する機器です。複雑骨折(粉砕骨折)に対しても有効であり、骨の癒合を促進する効果が期待できます。
当院ではあらゆる種類のプレートを常備してしており、症状に合わせて細かに使い分けることが可能です。また、常にストックしているため、注文・発注を待つ必要がなく、症状に合わせて迅速に対応することができるのです。
高画質Cアーム – レントゲン透視システム(SHIMADZU社)

手術中に使える透視レントゲン装置です。主に整形外科手術や神経外科手術で活躍します。透視画像で患部の位置・状態を把握しながら手術を行うことで、より正確で迅速な施術が可能となります。
デジタルレントゲンシステム(I-O DATA/TOSHIBA)

デジタルレントゲンシステムを導入しています。このシステムにより、撮影時間が短縮され、かつ放射線被曝量が低減されるため、動物にとって大きな利点があります。
撮影から現像までのプロセスが約5秒で完了し、犬猫にとって優しい検査を行うことができます。当クリニックは動物の健康と快適さを最優先に考え、最新のテクノロジーを活用して適切なケアを提供しています。
高濃度酸素集中治療室

心臓や呼吸器に病気を抱える動物たちの治療をさらに充実させるため、高性能ICUを導入しています。
このICUは酸素濃度を高めることができ、また温度や湿度の管理も可能です。これにより、重症なペットの治療をサポートすることができます。我々は常に最新の設備を活用し、ペットたちの健康と快適さを最優先に考えています。
高気圧酸素カプセル

微細な気圧を施すことで、血液中の溶解型酸素を増加させます。この効果により、赤血球が届かない部位にも酸素を供給し、健康な体内環境を促進します。
さらに、全身に均一な気圧をかけることで、骨格や筋肉の調和を取り、健全な身体のバランスを整える効果も期待されます。
超音波診断装置(ARIETTA65)

超音波診断装置として、「ARIETTA65」を導入しております。解像度が高く、心臓や腹部などの精密なチェックが可能です。
また心臓や胃腸の動きがリアルタイムで明らかになり、よりスピーディーな診断の実現につながります。
超音波診断装置(ALOKA prosound α7)

当クリニックでは、2台の超音波診断装置を完備しており、ペットの症状に合わせて迅速な診断を提供しています。
無影灯(山田医療照明)

当クリニックでは山田医療照明のSKYLUXという無影灯を採用し、手術時に活用しています。
この照明灯には山田医療独自の「医療用LED」が組み込まれており、自然光に近い優れた色再現性と洗練されたデザインが特長です。最高レベルの手術用照明灯を導入し、手術の安全性と正確性を確保しています。
関節鏡・腹腔鏡(Striker社)

Striker社の関節鏡・腹腔鏡を使用しています。関節鏡は、2.4mm程度の小さな穴に関節鏡(カメラ)を入れ、モニターの画面を見ながら関節の中を手術する方法です。関節鏡手術の最大のメリットは低侵襲であること。すなわち、関節鏡を刺入する数箇所の皮膚切開のみで手術できることにあります。
一般外科手術と比べ、術後の痛みや腫れが非常に少なく、早期に動く事が可能になり、入院期間(症例によっては日帰りも可能)も非常に短縮することができる高度医療技術を用いた手術法です。